ウェブ用の写真を一括リサイズ:画質を落とさない長辺・品質・形式
2026年10月19日公開 · Tekiba
元の写真から、表示する大きさに、1 回だけ縮小して 1 回だけ保存します。縦と横が混じっていても揃うように長辺で指定し、 品質は 80 台から始め、よそに渡すファイルは JPEG、自分のサイトに載せるなら WebP も選べます。小さくした複製は、元より細部が少なくなります。 避けられるのは、保存し直しを重ねて目に見えて傷むことです。SignetDrop はこの一括処理をブラウザの中で行います。 無料版は一度に 10 枚、長辺 2048px まで。写真は送信されません。
まとめて縮小するなら長辺で
スマホやカメラの写真には、横長と縦長が混じります。幅で指定すると縦長だけが高くなり、長辺で指定すればどちらも同じ箱に収まります。 長辺 1600 なら、4032×3024 の写真は 1600×1200 に、3024×4032 の写真は 1200×1600 になります。縦横は同じ倍率で縮むので歪まず、 拡大はしません。指定より小さい写真はそのままです。小さい写真を大きくしても、ぼやけが増えるだけだからです。
数字はカメラではなく、表示される場所から決めます。表示よりずっと大きい写真は読み込みが重くなるだけで、ずっと小さいと高精細な画面でぼやけます。 大きさを決めているサイトもあります。英語の記事ですが、Shopify は正方形の商品写真に 2048×2048 を勧めていますし、 WordPress は一定の大きさを超えた写真に -scaled の複製を作ります。
品質の設定がしていること
写真でふつうに使う JPEG と WebP は非可逆の形式で、目が気づきにくい細部を捨ててファイルを小さくします。品質の設定は、どれだけ捨ててよいかをエンコーダに伝えるものです。 SignetDrop が使うブラウザの機能について、MDN はこう書いています。
0 から 1 の間の数値であり、作成する画像が非可逆圧縮( image/jpeg や image/webp など)であった場合の画像品質を示します。
この数字は「細部を何割残すか」ではなく、同じ数字でもエンコーダやブラウザによって結果が違います。SignetDrop のスライダーは 30〜100で、最初は 86 です。 下げるほどファイルは小さくなり、傷みはまず平らなところに出ます。空がブロック状になる、グラデーションに縞が出る、細い縁の周りがざらつく、などです。 決めるときは、1 枚を 2 つの設定で保存し、縮小表示ではなく等倍で見比べてください。
JPEG・WebP・PNG の選び方
MDN の画像形式のガイドは、写真についてこう書いています。
写真は一般的に非可逆圧縮でうまくいきます(エンコーダの設定に依存します)。
JPEG は互換性がより高いのですが、 WebP はおそらく圧縮率がより優れています。
Google の WebP のページ(英語版、公開日に読みました)は、非可逆の WebP は同等の品質の JPEG より 25-34% 小さく、可逆の WebP は PNG より 26% 小さい、としています。 Google が自分の形式について出している数字で、手元の写真では違うこともあります。使い分けは次のとおりです。
- JPEG:フリマやネットショップへの登録、メール、取引先など、手を離れるファイル。どこでも受け付けられます。
- WebP:読み込めるとわかっている自分のサイトの写真。SignetDrop は、WebP を保存できるブラウザでだけ WebP を選べるようにし、できないブラウザでは一覧にそう表示します。
- PNG:文字のはっきりしたスクリーンショットや図。写真には向きません。画素をすべて残すので、写真だとよい JPEG よりずっと大きくなります。品質の設定はなく、PNG を選ぶとスライダーは隠れます。
画質が本当に落ちるのは、複製の複製
非可逆の保存は細部を捨て、その結果をもう一度保存すると、すでに失った分に重ねてさらに捨てます。ほどよい設定で 1 回保存しただけなら、まず目立ちません。 メッセージアプリを通り、サイトからダウンロードし、さらに縮小し直した写真は、目に見えて傷んでいることがよくあります。ですから:
- サイトから保存した写真やチャットで受け取った写真ではなく、カメラやスマホの元の写真から始める。
- 縮小・透かし・形式の変更は 1 回の処理でまとめる。SignetDrop は 1 枚を 1 回描いて 1 回保存するので、3 つで保存 3 回にはなりません。
- 元の写真を残しておく。ウェブ用の複製は見せるためのもので、来月別の大きさが要るなら、また元から作ります。
縮小も画素を減らしますが、こちらは整ったやり方で減らします。ブラウザが高品質のスムージングで画素を平均するので、うまく作った小さい複製はくっきり見えます。 目に見える傷みは、縮小よりも圧縮の重ねがけから来ることがほとんどです。
ブラウザの中で一括リサイズする手順
元の写真を入れる。SignetDrop を開いて写真を入れます。写真はページの中で読まれ、送信されません。 ネットショップ向けなら EC のプリセットや Shopify のプリセットから始めることもできます。
大きさを決める。「Size and format」の「Resize」を「Longest edge」にして、たとえば 1600 と入れます。 無料版は 2048 までで、その設定なら 4032×3024 の写真は 2048×1536 になります。
形式と品質を選ぶ。JPEG か WebP を選び、品質はまず 86 のまま。ファイルをもっと小さくしたいときは、1 枚だけ低い設定で試します。
透かしや名前の付け方も、要るなら同じ処理で。
ZIP を保存する。複製はキャンバスから書き出した新しいファイルなので、EXIF は入りません。位置も機種名もありません。 ウェブではたいていそのほうが望ましく、EXIF を残す設定は有料版の機能で、JPEG から JPEG のときだけ働きます。
この記事とツールでできないこと
小さくした複製は元より細部が少なく、どの設定でもそれは変わりません。SignetDrop はシャープにすることも、拡大することも、 圧縮された複製が失った細部を戻すこともしません。ブラウザが読めない HEIC は処理できません。切り抜きもせず、有料版で余白を足して形を整えられます。 長辺 2048px を超える出力や一度に多くの枚数は有料版 ($29 の買い切り)で、無料と有料の違いは料金の欄(英語)にあります。SignetDrop が写真に自分の名前を入れることはありません。
SignetDrop を開く。元の写真を入れて、ウェブ用の大きさの複製を保存してください。写真はこのブラウザの中だけで処理され、送信されません。
よくある質問
ウェブ用の写真の品質はいくつにすればいいですか?
決まった正解はありません。エンコーダごとに数字の意味が違うからです。SignetDrop は 86 から始めます。1 枚で少しずつ下げて等倍で比べ、 空がブロック状になったり縁がにじんだりする手前で止めてください。
ウェブの写真は JPEG より WebP がいいですか?
同じ見た目ならたいてい小さくなります。Google は、非可逆の WebP は同等の JPEG より 25-34% 小さいとしています。 WebP を受け付けないかもしれない先(古い仕組みやフリマの登録など)に渡すなら JPEG が無難で、有料版で EXIF を残せるのも JPEG だけです。
リサイズすると画質は落ちますか?
小さくした複製は元より細部が少なく、どの設定でもそれは変わりません。避けられるのは目に見える傷みです。元の写真から、表示する大きさに 1 回縮小して 1 回保存してください。 圧縮された複製をさらに保存し直すと、ぼやけやブロックが重なります。
出典(2026年10月19日に確認)
- MDN「HTMLCanvasElement: toBlob() メソッド」:developer.mozilla.org(toBlob)
- MDN「画像ファイルの種類と形式ガイド」:developer.mozilla.org(Image types)
- Google「WebP」(英語版):developers.google.com/speed/webp
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